こんにちは、カンオウです!
旧キット 1/144 RX-78-2 ガンダム完成です。
どん!
旧キット 1/144ガンダム。
1980年7月発売、300円+税。
旧キットを初めて本格的に作った第1号、丁寧に作るとカッコいいんです。数多くのデザインが存在するRX-78-2 ガンプラですが、初期ガンダムがとても好きです。再販で購入した旧キット、旧キットは今でも人気があり非常に手に入りにくいです。今でも昔のままの金額で再販するとはとてもスゴイことです。この初期型プラモデルを製作してから旧キット製作に夢中になりました!今の新しいガンプラもつなぎ目消しの手間が少なくデザイン性も良く作りやすいのですが、子供の頃あこがれたロボットの原型でもあり古さを感じないファーストストーリ、大人になってからも何度も何度も初代ガンダムの映画やTV版も観ているため、ガンダムと言ったら旧キットガンダムのデザインしか思い浮かばないのでガンダム・ガンプラの原点となる旧キットの魅力にドハマリです。当時のアニメを忠実に再現したプラモデル、ひじ関節がアニメと違いますが、当時の職人さんの思いを感じます。 制作日数は1ヵ月半かかりました。7割の出来を目指して手抜きしながら制作しています。(後の3割を頑張ると制作日数が倍かかる為) パテ、サーフェイサーを使用せず、基本説明書通りに制作しています。全塗装を行っていますが、私的にはスミ入れが仕上がりの良し悪しのポイントになると思っています。変わったスミ入れ方法などお伝えしながら誰でもちょっとしたコツで楽しめるプラモ作りを伝えていけたらなと思っています。 制作過程もUPしていますのでよろしくお願いします。
完成ギャラリー
今回の完成自己評価
制作難易度 ★★★★★
初めて旧キットを製作した機体だったので感覚がつかめませんでした。
制作時間 ★★★★☆
製作時間は当時1か月半です。今作れば3週間程度で完成すると思います。
制作出来評価★★★☆☆
自分の製作完成レベルの評価です。関節可動域を考えて製作できていれば完成が上がったと思います。ポーズを取るたびに合わせ目が割れて悲惨なことになりました。製作にあたりガンダムの完成イメージが足りなかったため、スミ入れも雑になってしまいました。
製作して気が付いた点
旧キットシリーズの可動部位はクリアランスが無いため、そのまま組み付けを行うとポーズを取るたびに合わせ目が割れてしまいます。必要以上にクリアランスを調整するとポーズの固定も出来なくなるので微調整となります。また可動部位のクリアランスの無さから必要以上に接着を行うと可動部位にも接着され固定される恐れもありますので仮組で完成をイメージして製作する必要があります。
-注意が必要な5点-
1. 今回私が製作完成したガンダムは頭を左右に振っただけで肩の合わせ目が割れてしまいました。首周りのクリアランス調整が必要でした。
2. 腕関節系はクリアランス調整を行わなかったため、可動域が少なく大きく曲げることは出来ません。
足は逆にクリアランスがあり過ぎて姿勢の固定が難しいです。
3. ひじ関節は可動時塗装が剥げないよう隙間の調整が必要になります。右側の写真のひじの赤色枠に隙間を作りひじ可動部の黄色枠が接触しないよう調整します。
4. 胴体側面の合わせ面が悪く隙間が出来るため、合わせ面に縦ラインのスミ入れを行いました。
5. 胴体ダクト下の製作イメージを間違えたため、仕上がりが悪くなりました。
左はメカニックモデルもどき製作した作品、右は今回製作した作品
左側のダクト下のデザインが正解と思います。キットにモールドが無かったため、右側は見逃し完成まで気が付きませんでした。
以上、気が付いた点です。
製作工程
パーツはランナー2枚です。
たった2枚でガンダムが作れるんです。凄い!
ゲート処理
パーツをサクッと切り離し丁寧にゲート処理を行います。詳細は、①RG リアルグレード 1/144 RX-78-2 ガンダム ガンプラ制作【ゲート処理編】 を参照。
スジ彫り・スミ入れ
頭、二の腕、太ももを始めに接着・組み付け、パーツに深く・太くスジ彫りを行いざっくりスミ入れをします。 詳細は、② RG リアルグレード 1/144 RX-78-2 ガンダム ガンプラ制作【スミ入れ編】 を参照 。
私の場合、下図、油性マーカーインキを使用してスミ入れをしています。爪楊枝の先端を細く削り筆代わりにしています。
各パーツに深く太くスジを彫り、ざっくりスミ入れを行い、
デザインナイフでカンナ掛けを行い、余分なスミを落とし各パーツのスミ入れラインを整えました。※デザインナイフが入らない箇所は爪楊枝でこすってスミを落としています。
組み付け&塗装
上図スミ入れ後、各パーツに塗装を行います。スミ入れ後の塗装詳細は、③ RG リアルグレード 1/144 RX-78-2 ガンダム ガンプラ制作【塗装編】 を参照。
部位ごとに丁寧にマスキングを行い塗装をします。
黄色塗装、
青塗装、
赤塗装、
白塗装、色を重ねて仕上げていきます
マスキングを適切に行い塗装するとスミ入れラインが残ります。塗装する色によってはスミ入れラインの濃さの効果が薄い時があります。効果が薄い場合ペンタイプでスミ入れ修正や塗装が乗ってしまったスミ入れ溝をデザインナイフで軽くなぞったりしてスミ入れラインの修正を行います。
各パーツごとに塗装が完成しまいた。
一度に組み付けて塗装を行うと細部まで塗装が行き届かないため、各パーツごとに塗装を行い組み付けます。
上図で、完成した腕パーツ・下肢パーツの、接着・組み付け、
3日程しっかり乾燥後、合わせ目消しを行い塗装をして仕上げていきます。
上図で完成した下肢パーツに足を、接着・組み付け、
3日程しっかり乾燥後、合わせ目消しを行い塗装をして仕上げていきます。
足と頭を胴体に取り付け、胴体の接着を行い、接着面をしっかり固定し3日ほど乾燥を待ちます。
乾燥後、合わせ目消しを行い塗装をして仕上げていきます。
下図の赤色に塗装した胴回りは、旧キットの精度の低さから合わせ目に隙間が生じています。私はパテを使わないので隙間に縦ラインを引くことにより隙間が気にならなくなりました。アイデア1つで欠点を克服できます。
仕上げ
細かな修正を行い仕上げていきます。 ④ RG リアルグレード 1/144 RX-78-2 ガンダム ガンプラ制作【仕上げ編】 も参考にしてください。
下図ビームサーベルは、持ち手部分のモールドが波打っているのでスジ彫りが綺麗に出来ません。その部分をカバーするため、マスキングテープに黒塗装を行ったモノをカットし貼りました。
バルカンの溝も細くスジ彫りが難しいため、マスキングテープに黒塗装を行ったモノをカットし貼りました。
本体に腕を取り付けて仕上げました。
組み付けただけだとパーツのテカリが目立つので、つや消しトップコートを吹き完成させます。トップコートは吹きっぱなしで私は完成です。
完成
旧キットガンダム最高です! 初めて本格的に作った旧キット第一弾、数々の反省点はありますがほぼイメージ通りに完成出来ました。これから旧キット1/144 ガンダムを作る人の参考になれば幸いです!
以上