RG リアルグレート RX-78-2 ガンダム ガンプラ 塗装済み 完成


こんにちは、カンオウです!

リアルグレート 1/144 スケールモデル RX-78-2 ガンダムの完成です!

どん!

リアルグレート 1/144 ガンダム。
2010年7月発売、2500円+税。

RX-78-2 GUNDAM
RX-78-2 ガンダムは、「V作戦」に基づいて開発された地球連邦軍初の実戦型の試作MS(モビルスーツ)である。「V作戦」は、新型MSとその母艦となる強襲揚陸艦の開発、構造および量産を行い、その運用から投入までを目的とする計画で、それまでに進行していた「RX計画」を統合して、戦術システムとしての展開を含む兵器体系を生み出すべく立案された壮大なプロジェクトであった。

引用:リアルグレード1/144スケールモデルRX-78-2ガンダム取扱説明書より


初代ガンダム最高です!! 1年戦争のストーリーがとても好きで結構な頻度でアニメを見ています。接着剤を使用せずお手軽に制作できる完成度の高いプラモデル、パーツ数がとても多く製作時間はかかりますが完成時とても感動します。RGガンダム同機体4体ほど購入し3体も作りました。1体の制作日数は1ヵ月半です。7割の出来を目指して手抜きしながら制作しています。(後の3割を頑張ると制作日数が倍かかる為)パテ、サーフェイサーを使用せず、基本説明書通りに制作しています。全塗装を行っていますが、私的にはスミ入れが仕上がりの良し悪しのポイントになると思っています。変わったスミ入れ方法などお伝えしながら誰でもちょっとしたコツで楽しめるプラモ作りを伝えていけたらなと思っています。制作工程もUPしていますのでよろしくお願いします

完成ギャラリー


今回の完成自己評価

制作難易度 ★★☆☆☆
パーツ数は多いのですが接着剤の使用が無いため、合わせ目消しが無く難易度は低いです。

制作時間  ★★★★☆
製作日数1カ月半、 パーツ数が多かったため、下処理に時間がかかりました。

制作出来評価★★★☆☆
自分の製作完成レベルの評価です。全体的には満足のいく出来に仕上がりました。


製作して気が付いた点

1. アドヴァンスドMSジョイントフレーム

塗装した分の厚みで動きが悪くなっているのか、塗装溶剤の影響でフレームが劣化したのか不明ですが、特に足の可動域に無理な力がかかるようなポーズは破損しそうで出来ませんでした。別件ですがRG Zガンダム製作完了後ウェイブライダー変形時、肩フレーム可動部破損してしまいました。無理なポーズには注意が必要です。



2. リアルスティックデカール 

固いシール(シート)です。デカール数が多いので本体に貼り付け後、デカール余白部分のテカリが全体的に目立ってしまいます。私の場合、頭部・胸部・胴回り・コアファイターのみ デカール余白部分カットを行いました。デカールの数が多すぎて、すべてのデカール余白部分カットを諦めてしまいました。また、シールを台紙から、はがす際や余白部分カットの際、シールの弾む力が強く飛んでいく可能性がありますので注意が必要です。私は何個か飛ばして無くしてしまいました。1つでも無くすと致命傷になります。


3. 1/144アムロ

足がとても細く製作時の力加減を怠ると、足が折れる可能性がありますので注意が必要です。私の場合、足が折れてしまったため、接着修正をしました。


以上、気が付いた点です。

製作工程


製作工程は私の場合①ゲート処理→②スミ入れ→③塗装→④組み付け。の順で製作をしています。塗装前にスミ入れが私の製作のポイントになります!


ゲート処理

パーツリストはA、B、C、D1、D2、E1、E2、F、G、Hとランナー数がとても多いです!


パーツをサクッと切り離し丁寧にゲート処理を行います。注意として100円ショップのニッパーは刃の先端に厚みがありますので刃の先端が細いプラモ専用ニッパーを使用してパーツのカットダメージを防ぎます。ニッパーも性能差があり使用するニッパーによりカット断面が変わります。私は800円程度のニッパーを使用しています。パチンと勢いよくカットするとゲート断面がつぶれたり、白く変色したりしますので注意が必要です。


私の場合です。いきなりパーツのギリギリをカットするとパーツにスリキズを付けたり、えぐって凹みキズを付けてしまう可能性がありますので、少しパーツにゲートを残したままニッパーの向きに注意をしてパーツを切り離しています。


赤枠のパーツに残ったゲートを処理していきます。


赤枠のゲート付近に青枠のモールドがあります。パーツ面を均した際にモールドが消えてしまう可能性がありますので、念のため先にスジ彫りを行いました。


残りのゲートを、デザインナイフや、やすり等で均して仕上げます。


カット後、私はパーツを無くさないようにチャック付ビニール袋に入れ保管をしています。

パーツ数は多いのですがひとつひとつ丁寧にゲート処理を1日、1~2時間を2週間位、ガンダムアニメを観ながらマイペースで行いました。


スミ入れ

パーツのゲート処理を終えスミ入れ作業に入ります。『えっ!全塗装でしょ!』と思われますが、スミ入れ後、全塗装を行います。(塗装にコツが必要です) ペンタイプのスミ入れ等ありますが、私は油性マーカー補充インキを使用しています。ペンタイプはお手軽にスミ入れが出来て消しゴムで修正が出来るメリットがありますが、スジ彫りをしてからペンタイプのスミ入れを行うと、パーツのスジ彫り面がガサツいているため、ペン先が傷んで広がってしまうことや、スジ彫りをした凹面の底と両サイドにきれいにスミ入れが行き届かなくムラになる事があるからです。また塗装後のスミ入れ時、塗装が溶けペン先に付き使用出来なくなる等のデメリットを回避することが出来るからです。ペンタイプと比べコスト面も安価で、スミの定着と色も良いです。


〇塗装前にスミ入れのメリット

☆細い線を描ける。(スミ入れラインが細いほど仕上がりが引き締まる)
☆スミ入れ後のラインを塗装前に確認できる。(スジ彫り忘れが確認できる)
☆塗装後、流し込みスミ入れすると毛細管現象によりスジ彫り以外にもスミが流れ、にじみシミが出来るのを防ぐ。
などです。

〇塗装前のデメリット 

☆プラモ製作の中で一番時間がかかる。(作成の2/3がスジ彫りとスミ入れ)
☆スミ入れ後のパーツのスミ汚れを綺麗に処理しないと塗装に影響が出る。
などです。

では、私の場合のスミ入れ方法です。
パーツにスジ彫りを行います。力を入れず線を引く感じで力加減に注意して彫ると綺麗に仕上がると思います。経験上スジ彫りを失敗するときは、完成を急ぎ必要以上に力を入れてしまい刃先を不要な場所に滑らせて傷つけてしまう傾向にあります。心のゆとりが重要だと思います。余計な所を間違って傷つけても、私は特に気にせず彫り進めます。その後、爪楊枝の先端を出来るだけ細く切り、筆代わりにして油性マーカー補充液を付けスミ入れを行います。誤って傷つけた場所にもスミが行きわたりますが、デザインナイフ(100円ショップのもので充分)で、カンナ掛けを行い傷を均しスミ入れラインを整え仕上げます。傷はパテ等で補修はしていません、作業工程が増え時間がかかるからです。傷は、均し・塗装・トップコートで目立たなくなるから十分だと思います。デザインナイフが当たらない箇所は爪楊枝でこすってスミを落としています。

①深めにスジ彫り(旧キットは深く太く)
②スミ入れ
③スミ入れラインをカンナ掛けで整える
重要 マメに手を洗い手についたスミをおとし、再度パーツ全体を軽くデザインナイフでカンナ掛けを行い、パーツ汚れを落とす。うすめ液を使用しない。
です。

パーツ全体にカンナ掛け後、塗装面に触らないよう袋に入れて保管をしています。スミ入れ仕上げは時間がかかるため、パーツにほこりが被らないように気を付けます。また私の場合、塗装時のパーツ洗浄を行わないで、そのまま塗装を行っています。

私の場合、下図、油性マーカーインキを使用してスミ入れをしています。爪楊枝の先端を細く削り筆代わりにしています。


パーツに深くスジを彫り、ざっくりスミ入れをしました。
※下図パーツ、スジ彫り作業、約30分。


スミ入れ乾燥後、余分なスミをデザインナイフでカンナ掛けで落としラインを整えます! 私はパテを使用しないため、誤って傷を付けた所はカンナ掛けを行い均しています。仕上げにスポンジタイプのやすりで面を均すと仕上がりが良くなります。※下図パーツ、スミ入れラインを整える作業、約10分。


パーツの余分なスミを落とす時は、しっかり手を洗って、パーツに汚れが付くのを防ぎます。手についた皮脂やスミが下図の様にパーツを汚すからです。


角のスミ入れ注意点

下図はRGガンダムパーツではありませんが参考に説明をします。角は1方向にスジを彫り・スミ入れを行うと、正面からだとスミ入れラインは目視できますが、


側面から、スミ入れラインの確認ができません。


角の側面にも、スジを彫り・スミ入れを行うと、


正面・側面からも目視できるようになりました。1つの角に対し2方向のスジ彫り・スミ入れを行うことにより完成度があがります。


取扱説明書を参考にスジ彫り、スミ入れを決めていきます。


スミ入れ完成

各パーツのスミ入れが完成しました。

スジ彫り→スミ入れ→スミ入れラインを整える作業を1日2時間を3~4週間頑張ります。
いつも本業が終わり帰りが遅いのですが楽しんで頑張っています!


塗装

私は、下図タイプのエアーブラシを使用して塗装をしています。塗装後のエアーブラシの清掃が簡単なのでこのタイプを使用しています。


基本塗装説明

⑨がプラ板にスジ彫りスミ入れを行っただけのベースとなります。⑨をベースにテスト塗装(アクリル塗装)を行いました。スミ入れ後、塗装を行っていてもスミ入れラインが確認できます。私にとって画期的な発見でした。スミ入れ後の塗装は色によりスミ入れラインとの相性があり、⑥・⑦・⑧は特に相性が悪く塗装にコツが必要です。逆に③は相性が良く、くっきりとスミ入れラインが出ます。

拡大写真


塗装のコツ!

塗装をする角度は赤のラインです。直接スミ入れラインに塗料が入らないように斜めから約20cm離れた方向より少しずつ塗装を重ねていきます。

数回に分けて重ね塗装!

①がベース ②が1回塗り ③が3回塗り ④が6回塗りです。
1度塗装を行ったら1~2分ほど乾燥させ塗装を重ねていきます。1度に大量に塗装を行うとスミが浮き上がり滲みますので注意が必要です。気長に塗料を少量ずつ重ねて仕上げていきます。


塗装後のスミ入れ修正

スミ入れラインに塗装が乗ってしまった場合、デザインナイフの刃先で軽くなぞるとスミ入れラインが復帰します。※事前に深くスジ彫りを行っている必要があります。


塗装完成

休みの日、1日あれば塗装は終わります。
ガンダム専用カラーをベースにひとつひとつ丁寧に塗装を行いました。

塗装完成写真


拡大写真

スミ入れ後の塗装でも綺麗にスミ入れラインが入っているのが分かると思います。最近のプラモデルは色プラなので厚塗りしなくても綺麗に塗装が出来ます。


パーツ組み付け

私の場合、パーツをそのまま組んでいきます。白いパーツは特に手の汚れに気を付けてください。見た目、手が汚れていなそうでも皮脂と汚れがパーツに付きますので、念入りに手を洗い綺麗な状態でパーツを組みます。


この時点でコアファイターの窓枠と垂直尾翼後部(方向舵) の塗装を忘れていますが、初代ガンダムアニメも窓枠と垂直尾翼後部(方向舵)が白くなっていますので、塗装をした方が完成度が上がります。


アムロの塗装は始めに、スミ入れを行いデザインナイフでラインを整え、スーツとヘルメットは地のまま、その他を筆塗りで仕上げました。ランナーからアムロを切り取る際や足元の土台を持ちながら製作したりすると足首折れますので気を付けてください。このアムロは足が折れて修正しています。


失敗例


デカール貼り付け

プラモデル全身にデカールを貼ります。1時間位かかります。RGガンダムはシールに近く硬いです。デカールを剥がしパーツに貼る際、デカールにばね力があるので『ぴょん』と飛んでしまいます。1つでもなくすと致命傷になるので慎重に貼ってください。


コアファイターの窓枠と垂直尾翼後部(方向舵) も追加塗装を行いデカールを貼りました。


デカール余白部分のカット

下図、デカール余白部分「カットなし」「カットあり」を比べると完成度に違いが出ます。デカールの数が多いため、余白部分のカットを行う際、かなりの集中力と時間を要します。※余白部分のカットと貼り付けは約4時間位かかります。


トップコート

つや消し缶スプレーを使用しています。
使用前に100回程度缶を振り攪拌を行い吹きムラを防ぎます。


デカール貼り付け後、つや消しトップコートを吹きます。つや消しトップコートを吹くことによりプラスチック感が消え非常に仕上がりが良くなります。しかしトップコートの注意点があり、トップコートを吹きすぎると白くくすんだり、塗装が割れたりスミ入れラインが浮き出たりします。私の場合あっさりトップコートを吹きます。トップコートは吹きっぱなしで仕上げ磨きは行っていません。


トップコート失敗例

失敗例
下図はHGザクⅠですが、全体的に白くくすんでいるのが分かると思います。トップコートの吹き過ぎや湿気で白くくすみますので吹き過ぎと湿気の多い日を避けて吹く必要があります。程度にもよりますが白くくすんだ場合、うすめ液のみをエアーブラシで吹くと改善されることもあります。


失敗例
大量にトップコートを吹きすぎて塗装が割れ、スミ入れが溶けだしています。

以上、トップコートの注意点です。


完成

上記に注意をしてトップコートを吹き完成です! 私の場合、プラモ製作は完成のみを目指して作っていますので完成後は完成写真のみ撮り、大事に箱に入れて保管しています。


撮影

専用撮影ボックスを使用して写真を撮っています。被写体に影が出来ないようライト数が多く明るい撮影ボックスを使用することにより綺麗に撮れます。私は50cm×50cmの折り畳み式撮影ボックスを使用していますが1/144基本サイズのガンプラ撮影がギリギリになります。

これから リアルグレート 1/144 スケールモデル RX-78-2 ガンダムを製作する人の参考になれば幸いです!
以上